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ライフ・イズ・カルアミルク

本当のライフハックを教えてやる

「寒い季節の楽しみ方」

コラム 雑記

はてなブログに『今週のお題 』なる機能(http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/odai)がついたそうなので、便乗して久しぶりに何か書こうかな、書きます。お題は『寒い季節の楽しみ方』。

でいきなりお題いじりかよ、という声は聞かないことにして言わせてもらうと『寒い季節』ってなんだよ。『冬』と言え、と思う。思いませんか。これが夏だったら『暑い季節』ではなく『夏』とズバリ言う。少なくとも俺は言う。と思う。自信なくなってきた。

いやしかし『寒い季節』という言い回しの後ろには『暑い』の後ろには無いような、ちょっと特別な価値観がぐでんと横たわっていて、まあ、『寒い』と言うのが好きなんでしょうな、日本人は。営業で回ってても思う。「やー、寒いですねえ」って、言い得みたいな感じ、なんなんだろう。いや「暑いですねえ」ってみんな言うしいっしょじゃねえか、という指摘はもっともなのだけど、その件は後で説明します。以下「寒い」の話。

とにかく「寒い」ことよりも「寒いですねえ」と言うことが大事なのである。結論から言うと。真っ先に思いついたのが『伝染るんです。』に登場する宇宙人の正美ひろみ兄妹の「地球はさむいところですね」「さむいさむい」というあれ、って伝わるのかな。伝染るんです。がブームになった時分、俺はまだ保育園児だったし、若い衆は知らないかもしれない。かく言う俺も最近まで、営業用の携帯を紛失したら有給を返上して始末書を書かなければならないということすら知らなかったからな……

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※画像探したけどこれしかなかった。『伝染るんです。』いま読んでも面白いと思う

 ※始末書の話はなかったことにしてください

……でこの宇宙人のお兄ちゃん、「地球はさむい」が地球人に対するほめ言葉だと頑なに思い込んでいる宇宙人なのだけど、表情を一切変えず、さむいさむい、と寒いふりを、当人は絶対感じてないだろうにしてるところがおもしろい(って文章で説明するの、本当に野暮ですね。もう二度とやらない)。

我々ヒト科に特有の「寒いですねえ」「そうですねえ」のコミュニケーションの連鎖に参加しようとしているらしいがどうにもやり口が不自然極まりない彼らの存在は、人間側からすればディスコミュニケーションの象徴、存在自体が不条理な存在、つまり『宇宙人』として立ち上がってくる。だから不条理というのはつまりコミュニケーションの不可能性のことであって……という話は、みんなが寝た後にします。

 

思うに「寒い季節」というのは「(人間が)寒がる季節」だと、そこまでいってしまったほうが、的確なのだと思う。「寒い」という気候的な事実、その中に1つ「人間」というレイヤーが滑りこむ。「寒い」の上に解釈が発生し、「寒い」をめぐってコミュニケーションが発生する。それが「寒い」という……なんだろう、急に書くのが、めんどくさくなってきた。

 飽きたので思いつきを書きます。寒いはずがないのに「寒い」と言う奇妙な宇宙人と対称をなす存在が、言うまでもなく『T.M.Revolution』である。猛吹雪の中、きれいな乳首をチラつかせつつうっすい衣装を風にはためかせて歌うあのPVのT.M.Revolution西川貴教に「お前それ絶対死ぬだろ!」ってこの指摘も野暮なのだけど、『絶対寒いはずなのに全く寒がらない西川貴教』の振る舞いはまぎれもなくディスコミュニケーション。『異物』としてのT.M.Revolutionがよく現れてるPVだと思う。

 


 ※「寒い」でこれが浮かんでしまった時点で負けかもしれない

 

だいたいにおいて「寒い」は「暑い」よりも、直接的に生命に関わってくる。少なくとも日本では、寒すぎて死ぬことはあるとしても、パチンコやってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた夏を例外とするなら暑すぎて死ぬことは、まあない。寒いと死ぬ。動物も死ぬ。植物も死ぬ。HOT LIMIT」の西川貴教は死なないけれど「White Breath」の西川貴教は死ぬ。冬でもあたたかい現代社会ならともかく、かつての村社会では『寒い季節に孤立する=死』を意味していた。寒いと死ぬから。

そういうわけで、冬とは孤立が許されない季節である。だから「寒いですねえ」「そうですねえ」というコミュニケーションはそれ自体、この共同体を構成する一員ですよね私たち、と互いに確認しあう意味を持つ。「クソ寒いことですし、おたがい死なないよう、孤立しあわないよう助けあっていきましょうね」的なニュアンス。だから日本を遥かに凌ぐ極寒の地ロシアでは、このようなコミュニケーションが日本以上に日常茶飯事で交わされているかどうか、こればかりはロシア人か、ロシアに詳しい人に聞いてみないことには、まったくわからんでしょうね……。

……でまあダメ押しすると、統計的には、一般に寒い地域のほうが温暖な地域よりも自殺率は高いのであって、寒い季節は気分的にも死ぬ。肉体・精神ともに死んでいく。冬という季節は最悪だ。ということは、つまりですね、「寒いですねえ」「そうですねえ」というコミュニケーション、これは換言すれば、「死ぬ!死ぬ!俺は死ぬ!」「俺も死ぬ!俺も死ぬぞ!!!」というメッセージを、いくぶんマイルドに変換した姿にほかならないわけで、そう思うと、冬はメンヘラの季節です。

 

……適当なこと言ってんじゃねえよ!とメンヘラの声が南方から聞こえてきたけど、そう適当でもない。というのも、考えていただきたい。冬とはラブソングの季節である。この手をずっと離さない。二人はずっといっしょだよ。ともに永遠を誓おうね。云々。1年中言い続けてたら間違いなくメンヘラ認定されかねないこんな発言も、冬だったら許される。まして12月24日ともなれば、そういうこと言わないほうが頭おかしい。冬なのに恋をしない人間はクズ。町内の危険分子。そう呼ばれてもおかしくない。一般大衆がメンヘラ化する季節。それが冬……(とくに冬に恨みがあるわけではないです)。

だけどな、お前ら。お前ら一般大衆(ぶたども)に一言言わせてもらうけど、俺が先ほど述べた村社会とラブソング、まったく正反対のようでも根っこの原理は同じだからな*1。「俺たちは絶対に離れないよ(なぜならば孤立すると死ぬからね)」というのを確認したがってしまう寒い季節、それが冬で、その点はカップルも百姓も同じであって、本当はただそれだけの話に、あれこれと小難しい理屈をひっつけると、あらあら、素敵でちょっとせつない、素敵なポエムが一丁あがり。そのポエムを広瀬香美に与えようものなら、あらあら、あっという間に素敵でせつない、そんな素敵なラブソングが完成。そう、それが冬……(俺は冬が大好きだ)。

そういえばところで、知人の沖縄出身の自殺配信する系メンヘラ女子に最近彼氏ができまして、「あなたには私のことだけを見ていてほしい(大意)」つって彼氏のツイッターのアカウントを消させた事件(ちゃばん)がありましたけど、さんざん言ってきたように、冬というのはそういう季節なので、バイオリズムです。あれは。東京は寒いからね。寒いときは死ぬかセックスするかくらいしか考えられない。沖縄に連れ戻してパイナップル植えさせたり、モリでシーラカンスつつかせたら良くなるかもしれない。

 

……メンヘラの話を持ってきたせいで、俺は何が言いたかったのか、わからなくなってきた。結局、俺は何が言いたかったかというと「クソ寒いラブソングが蔓延するクソ寒い季節に"愛"だとかぐだぐだ言うな、いいからセックスさせろ、中出しをさせろ」と歌ってオリコンチャート1位を獲得してしまったT.M.Revolutionは天才。西川貴教は天才。寒い季節は『White Breath』を聴こう。冬のせいにしてセックスをしよう。

 

 

 

結論:「寒い季節の楽しみ方」SEX

 
 
 
 
 
 SEXできなければ死ぬしかないです。
 
 
※P.S.「はてなダイアリー10周年おめでとう!」賞品ください!

*1:諸説あり