ライフ・イズ・カルアミルク

本当のライフハックを教えてやる

句点がこわい

句点を打つのってこわくないですか。

文章でもそうだし会話でもそうで・・・って理屈をこねようと思ったが今日はやめて、インテリぶったところがお前は鼻につくとディスられるのも毎度のことなので理屈オフで書きますよ、今日は。

ある程度長い文章を書くとき普通はピリオドを打ち一旦区切るべきところでわざとつらつらと文章を続ける、あるいは普通なら文章をなめらかに接続すべきところでバッサと打ち切る。ってことをするのが俺のたのしいライフワークなのだけど、これは何に似ているかというとEMINEMのフロウに似ているんじゃないかと思っている。おそらく最も知名度のある「Lose yourself(映画 8mileの主題歌。各自ググってください)」を例に引いてもわかるようにえっ、そこでブレスするの、とかそこでつないじゃうの、とか予想(無意識下の)を裏切って前へ前へ進んでいく、壁を1つ1つ乗り越えていく感覚が聞いていて非常に心地いい。

「あなたの文章を上手く見せるコツ」みたいな腐るほど溢れたインターネットのマザファックな記事の9割には「一文の長さは短く!」と書いてあるが正しい。多くの人はEMINEMではないしHIPHOPでもない。伝えたいことを伝えたいなら文章は短く切って、今気づいた。文章を短く切るとは文章にラベルを貼ることだと気づいた。つまりたとえば「我々は原発をチューリップ畑に変えなければならない。」と「。」を打ちはなった瞬間この文章は「私は原発がきらいだ」というようなラベルにて受け手の脳内で処理されるさだめとなる。だが一方「原発をチューリップ畑に変えることが本当に可能かという疑問はさておいて、私は休みの日にブロック崩しを疑うのが趣味です」と書いたのでは意味がわからなくなってしまうしコイツは頭が悪いバカだと逆にラベルを貼り返されてしまう。送ったはずのメッセージがエラーメッセージ扱いで返送されてしまう。

がしかし我々はAmazonからやってきた不良品ではない。住所・氏名・電話番号・内容物・客先コード・配達者氏名その他諸々がプリントされたラベルの貼り付いたダンボール箱を次から次へ発送するようなものでは文章はない。ところでいまガストなんですけど、いいものを見つけました。

 

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ラベルがラベルとしての機能しか果たしていないストイックな現場を見てしまったと思いませんか。俺は全然思わないけど。